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売電に関する誤解

売電についても太陽光発電システム導入においてトラブルが多い問題です。太陽光発電システムで亜発電した電気は売ることができます。しかも、固定価格買取制度(フィードインタリフ制度)により、通常の価格よりも高い値段で買い取ってもらえますというセールストークは広く利用されていますが、売電は発電量すべてにおいてされるわけではないという点に注意が必要です。

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売電は発電した内余った分だけが対象になる

これは、売電という仕組みが、自宅で消費した分を除いて余った分だけを売るという仕組みになっているためです。例えば、4.2kWのシステムを導入して昼間に2.7kWhの発電があったとしましょう。この場合、自宅内で2kWhの電気を消費した場合、売電している分は0.7kWhにしかならないわけです。

仮にこれが一定で発電時間が8時間とすし、1kWhの売電額が48円、買電額を24円とすると。

全量売電の場合:(2.7kWh×8×30×48)-(2kWh×8×30×24)=19,584円の売電
本来の売電の場合:0.7kWh×8×30×48=8064円の売電

以上のように売電額に1万以上の差が生じることになります。

なお、政府ではさらなる補助として「全量買取」も検討されているそうですが、現時点ではそうなっていません。あたかも全量買取であるような発言をする業者は信用できません。

 

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