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太陽電池モジュール(パネル)の種類と特徴

太陽光発電システムと一口に言っても、それには様々な種類があります。ここでは、主に太陽光発電システムとして利用されているパネルの種類とそれぞれのパネルの特長について分かりやすく説明していきます。

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太陽電池モジュールとは

一般的に太陽光発電という場合この太陽電池モジュールを思い浮かべる方がほとんどだと思います。いわゆる太陽光発電パネルで、屋上に設置して太陽の光を浴びることにより電気を作り出す仕組みとなっています。モジュールは、10センチ角程度のセルと呼ばれる小さな四角の物体が敷き詰められており、それらのいセル一つ一つが太陽電池となっています。

以下では、太陽電池モジュールを構成しているセルの素材による違いと特徴を説明しています。

 

単結晶シリコン太陽電池

太陽電池の中でももっとも歴史のある種類です。技術的には他のタイプと比較して最も成熟しています。発電効率が高いというメリットがありますが、一方で製造工程が複雑であるためコストパフォーマンスの面でやや難があります。

 

多結晶シリコン太陽電池

単結晶シリコンと比較して製造工程が簡単であるためローコストでの製造が可能な太陽電池です。セル単位での発電効率は単結晶シリコン製の太陽電池に及ばないものの、隙間無く敷き詰めることにより発電効率を高めている。現在では最もポピュラーなタイプです。

 

薄膜シリコン太陽電池

薄膜シリコン太陽電池は、厚さがごく薄いシリコン膜を使う太陽電池です。変換効率は他の非薄膜シリコン太陽電池よりも悪いのですが、量産性が高い上、コストダウンの可能性が高く将来の普及型太陽電池として期待されており、実用化されてきています。

 

アモルファスシリコン太陽電池

アモルファスシリコンは非結晶型の太陽電池。製造コストが安く薄くすることが可能というメリットがあり、安価な量産化が期待されている。一方で、結晶型太陽電池と比較しての発電効率の悪さや、紫外線を浴びることによる経年劣化が起こりやすいという不安定さが問題とされている。

 

ハイブリッド太陽電池(HIT太陽電池)

ハイブリッド太陽電池(HIT太陽電池)とは、結晶シリコン太陽電池とアモルファスシリコン太陽電池を組み合わせたハイブリッド型の太陽電池です。それぞれを組み合わせることによる温度特性の効率化や変換効率のアップなどが期待できます。三洋電機・パナソニックが主に製造・販売しています。

 

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