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オール電化のメリット

住宅をオール電化住宅にすることには、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、オール電化住宅によるメリットを「安全性」「経済性」「エコロジー」の観点から解説します。

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オール電化住宅の三大メリット

オール電化住宅におけるメリットは大きく「安全性」「経済性」「エコロジー(環境)」の三つが挙げられます。ここでは、それぞれのオール電化メリットをわかりやすく説明していきます。

 

安全性

オール電化のメリットの中でも「火」を使わないという安全性が指摘されます。平成16年度の消防白書によると、建物火災の原因第一位は「コンロからの出火」とされています。オール電化の場合、調理器具であるIHクッキングヒーターは電磁線の働きで加熱しますので、「火」をまったく使いません。
そのため、コンロからの出火というリスクが最小限に抑えられることにより高い安全性が担保されます。高齢者の多い住宅や子供の多い住宅で近年オール電化が普及しているのは、こうした背景があるようです。
>>オール電化の安全性について詳しく見る

 

経済性

オール電化のメリットとして最も皆様の関心が深い項目の一つだといえる、オール電化の経済性も重要な項目です。オール電化の場合、これまで別々だった電気とガスのエネルギー源を電気に一本化することで、第一に基本料金の割引効果があります。
また、電力プランを夜間電力に変更して、夜間の割安な電力を使ってお湯や暖房の熱源をとることによりかなりの経済的なメリットを受けることができます。電力会社の試算によると標準的な家庭で月間1万円前後の光熱費削減効果が期待できるとされています。
>>オール電化の経済性について詳しく見る

 

環境(エコロジー)

オール電化において、直接的なメリットではありませんが、環境に対して優しいという特徴があります。オール電化は電力の多くの部分を深夜電力を使っています。では、なぜこれがエコロジーなのかというと、電力会社は発電を止めることができないので(効率が大きく落ちるため)、夜間であっても電気を作り続けるしかないのです。しかし、一般的に夜間は消費される電力が少ないので電気が余っている状態なのです。電気は保存できませんので、その分の電力は無駄となってしまいます。
しかし、オール電化住宅では、その余っている夜間電力を活用してお湯を沸かしたり暖房の熱源を取得したりしているので、昼間に消費するはずの電力消費を抑えることができ、電力会社が発電する総エネルギーを抑えることができるのです。
>>オール電化の環境性(エコロジー)について詳しく見る

 

その他のメリット

 

電気はライフラインとしての復旧が早い
オール電化の動力源は「電力」です。電気・ガス・水道のいわゆるライフラインの中でも電力はもっとも復旧の早いライフラインであるといわれています。例えば兵庫県南部地震の際のライフライン復旧スピードは電力(7日)、ガス(83日)、水道(90日)というように電力が最も早く回復するライフラインです。
()内は復旧率100%達成までに必要となった日数。

 

災害時は給湯器で貯めた水やお湯を別目的で利用できる
エコキュートや電気温水器の中には貯水タンクにためた水を生活用水としても利用することができます。断水時や非常の際などは、エコキュート・電気温水器に貯めてある数百リットルもの水を用水としても活用できます。

※2005九州電力環境アクションレポートによる。杉の二酸化炭素吸収量については、平成16年度森林白書を元に計算

 

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