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調理器具(鍋)が限定される / オール電化のデメリット

オール電化における調理器具である「IHクッキングヒーター」は電磁線の働きにより鍋自体を加熱することで加熱調理を行うのですが、この電磁線が通過しない調理器具ではIHクッキングヒーターを利用することができません。
ただし、近年では、IHクッキングヒーターの普及によって多くの鍋などがIH対応となっており、不便さはかなり小さくなっていると思います。

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IHにおける鍋の使用可否について

だいぶ昔に販売されたIHクッキングヒーターは、まだオールメタル対応ではなく、銅やアルミ製の鍋が使えないこともあり、IHでは使える鍋が限定されるといわれたこともありました。

近年販売されているIHクッキングヒーターはオールメタル対応が増えており、金属製であればほとんどの鍋で調理することができるようになっています。ただし、土鍋、ガラスのように金属製でない鍋については現在でもIHで使用することができません。(一部の土鍋などは「IHサマーテック土鍋」のようにIH対応の土鍋も販売されています)

 

IHだけでなく、直接加熱するオプションの付いたIH

近年販売されているIHクッキングヒーターの中には、3口のうち、1口をRH(ラジエントヒーター)としているものもあります。ラジエントヒーターとは、発熱・発光させたニクロム線の放射熱により加熱する調理用ヒーターのことで、IHクッキングヒーターでは使用することができない、ガラス鍋などでも直接熱を発するため使用することができます。

 

IHに適した鍋

IHクッキングヒーターとして適した鍋については、材質以外にもその形状も重要になります。

大きなポイントとしては下記の条件を満たすものほど、より効率的に調理することができます。

1.鍋底が平ら
2.鍋底が広い

まず、鍋底についてですが、IHの場合、IHクッキングヒーターに触れている部分だけに電磁線が通りますので、鍋底が平らでないと必要な電磁線が流れにくく、加熱効率が悪くなってしまいます。また、同様に鍋底が平らでない場合、それだけ電磁線が流れないことから加熱の効率が落ちてしまいます。IHクッキングヒーターを使う場合は、IHに適した鍋を選ぶようにすればそれだけ省エネ効果、調理時間短縮効果もアップします。

 

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