電気ストーブ / オール電化住宅における暖房
電気ストーブとは、電気の力で空気を暖める暖房器具です。熱放射により空気を暖める仕組みとなっており、日本では小型・軽量のものが多くなっています。燃料には当然電気を用い、ガスや灯油などを用いませんので空気を汚すことはありません。広義にはハロゲンヒーターやセラミックヒーターなども電気ストーブとして扱われます。
電気ストーブのメリット(長所)
電気ストーブのメリットとしては
- 軽量・小型
- 熱放出による一部分をあたためる力が強い
- 空気が汚れない
- スイッチを入れてから熱を出すまでの時間が短い
などが挙げられます。日本で販売されている電気ストーブは一般的に小型軽量化されたものが多く、手軽に持ち運びができるというメリットがあります。空気全体を暖める力は他の暖房器具よりも低いですが、一部分を暖める力は強いので、例えば台所や洗面所などの小さい部屋での利用や、着替える際などに利用すれば便利でしょう。
また、電気ストーブは燃焼させて熱を取り出す灯油ストーブやガスファンヒーターと異なり、燃焼を引き起こしませんので、空気を汚さずに暖めることができる(換気の必要がない)のもメリットです。
電気ストーブのデメリット(短所)
電気ストーブのデメリットとしては
- 電気代が高い
- 部屋全体をあたためる力はない
などが挙げられます。まず、電気ストーブとしての主流なものは400Wまたは800W程度のものが一般的で、1kwあたりの電気代を24円とすると、1時間につき19.2円(800W時)が必要になります。部屋全体を暖める力が無い割には消費電力は高めというのがデメリットといえるでしょう。
電気ストーブの活用法
メリット・デメリットを踏まえた上で電気ストーブを活用する場合、着替えや料理の際などに一時的に使う暖房として価値があるといえるでしょう。温まり方はさほど高くありませんが、すぐに暖かくなるというメリットを踏まえ小時間でコンパクトに使うような場面に適します。
反面、冬季におけるメインの暖房器具としては用を足さないという具合でしょうか。