エコキュートのデメリット
エコキュートのデメリットを解説します。エコキュートのデメリットとしては、大きく設置場所の問題が挙げられます。
エコキュートの設置場所問題
エコキュートの場合、通常のガス給湯と比較した場合、給湯機器を設置するスペースが大きく必要となります。一つはタンクユニットの設置場所が挙げられます。こちらは電気温水器の場合も同様に、暖めたお湯を貯蔵しておくタンクの設置場所が必要になります。
タンクの大きさは貯湯できるタンクの容量の大きさに比例して大きくなりますが、概ね1平方メートル程度のスペースが必要になります。また、エコキュートの場合は、空気の熱を利用しますので大気の熱を取り込むための室外機の設置が必要となります。
このように、エコキュートの場合、ガス給湯設備と比べて設置のためにある程度のスペースが必要となってきます。
エコキュートの井戸水問題
地域的にお風呂の水に井戸水を利用されている場所がありますが、これらの場所では従来型のエコキュートは使用できません(使用すると故障等の原因となる可能性があります)
2009年には井戸水対応型のエコキュートも販売されていますので、井戸水を利用される場合はそちらを利用するようにしてください。
エコキュートはイニシャルコスト(導入費用)が高額
エコキュートは光熱費削減に対して大きなメリットがあると「エコキュートのメリット」で話しましたが、設置費用が高いという現実もあります。販売価格で見るとエコキュートの代金は数十万円(実売価格:30〜50万円程度)となっており、補助金制度を利用しても、ガス給湯設備よりは高額となってしまいます(ガス給湯器の設備費用は実売価格10〜30円程度)。
エコキュートはランニングコスト(日々の光熱費)を抑えることには非常に有効ですが、導入コストが好学となることから、元を取るまでに数年は必要となってしまいます。